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『マンガ仏教入門』

2009.12.07 *Mon
この本の存在は知っていましたが、ようやく先日購入。
絵がすごく可愛い!!
シンプルな線で彩られるお釈迦様たちの絵は、優雅でのびやかで愛らしい。

…が!!漫画(絵)とあなどるなかれ!!!

スマナサーラ長老が著書の中で、「日本のお坊さんは、仏教はブッダの教えだと知っているんだろうか?」と言わずにはおれないほど、日本では僧侶でさえ仏教の知識の偏りがあると思う。
開祖信仰的なところがあるから仕方ないのだろうけど、きっと空海だけとか道元だけとか親鸞だけとか、知識に偏りが生じてしまうのでしょう。
それさえもある意味仏教の本質だと私は感じますが、やはり根本であるお釈迦様のことは知っておきたい。

本書は、お釈迦様の教えの本質的なところをよくまとめていると思います。
大切なポイントがよくまとまっているのでわかりやすいですが、すごく深遠な世界を描き出していると思う。
絵、文章も素晴らしく、時々挿入される玄侑さんの解説も理解を深めてくれる。

伝説をうのみにしてはならぬ
経典をそのまま信じてはならぬ
伝統がすべて正しいと思ってはならぬ
いかに論理的な言葉であろうと
誰もがそろって支持しようとも
哲理を語っていようと
例をあげて証明されようと
そのまますべてうのみにしてはならぬ
己の主観と合致していようと
権威ある人の言葉であろうと
それが如来であっても容易に正しいと信じてはならぬ
自ら確かめることなく受け入れることを「盲信」という
本当の確証を得て信ずることを「正信」という

火をもって金の純度を試すように 己の修行によって私の言葉の真偽を確かめなさい
私を尊敬するあまり 教えを無条件に受け入れるな
修行からおのずと得られた結果によって見定めよ


こんなことを言えちゃう仏教ってクール!
一神教からの改宗組は、こういう仏教の本質に深く惹かれるんだと思う。
私はこの感覚がすごく好きだし惹かれるしそう生きられればと思うけど、その道はやはり大変厳しいものだとも感じる。

もしも 大河を流れ下る一本の材木が
岸に打ち上げられず、
沈みもせず、
陸に向かわず、
人に拾われず、
波に呑まれず、
腐ることもなければ、
最後は大海に出るだろう。

修行者はこの材木のようなもの。
内にとらわれず、
外にもとらわれない、
有にとらわらず、
無にもとらわれない、
正にとらわらず、
邪にもとらわれない。

迷いはすでにないが
悟りにもこだわっていない…
ただ 水に身をまかせておれば、
ついには智慧の大海に流れ着く。
これこそ修行者がとるべき
中道の思考、中道の生活だ。


人間にとって最善のものと思われる正義や善、悟りにさえとらわれず、こだわらない。
なんという叡智!!
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COMMENT

はじめまして
月子 様

はじめまして。
『マンガ 仏教入門』の記事で御紹介されていらっしゃった「スマナサーラ長老」って”アルボムッレ・スマナサーラ”さんのことでしょうか?
実は、少し前に、『心がスーッとなるブッダの言葉』(成美文庫) という本を入手致しまして、その本の著者が上記の方でした。
こちらの本も「仏教には迷信も信仰もなく、かといって唯物論でもなく、虚無主義に陥ることもない」という切り口で、具体例をもとに それへの対処の仕方を語っていく・・・構成で、わたくしにとっては とても受け入れやすく 「仏教」 というものが説かれておりました。
ものの考え方や こころのバランスの保ち方などなど・・・ある意味、心理学とか、行動科学とか そんな感じの本でした。
御紹介の 『マンガ 仏教入門』 も、ぜひ、読ませていただきます。
また、御邪魔させていただきます。
失礼致します。



2009/12/08(火) 12:47:35 | URL | Asunarowoods #Op/ca4i. [Edit
はじめまして
Asunarowoodsさん、はじめまして&こんにちは☆

コメントありがとうございます!
さて、スマナサーラ長老ですが、その御方です(^^)
最近は本屋さんにたくさんの長老のご本が並ぶようになりましたよね。
私は残念ながらAsunarowoodsさんがお書き下さった作品は購入していませんが、長老の他の本は色々と読んでいます。
気づかされることも多く勉強になります。

> 「仏教には迷信も信仰もなく、かといって唯物論でもなく、虚無主義に陥ることもない」

というのはまさにその通りだと思います。
仏教ってやはりバランス感覚がすごく優れていて、何かに偏りたくなる人間を自然な形へと導いてくれる方法論なんだと思います。

ではでは今後ともどうぞよろしくお願いします。
2009/12/08(火) 17:10:34 | URL | 月子 #- [Edit

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月子

名前:月子
本の感想等を書いてます。
好奇心旺盛なので、興味がわくとあっちゃこっちゃの扉を叩きます。でも、熱しやすく冷めやすいかも(汗)

●引用文には下線_か囲み線□をつけています。
●書物に関する記事は、旧ブログからのサルベージもあります。



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