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『いきなりはじめる仏教生活』

2009.12.04 *Fri
仏教入門書的な本ですが、ある程度仏教の素養のある人も「おもしろい!」と思えるんじゃないでしょうか。
なぜか…
文章がおもしろい、たとえ話がうまい、視野が広い、視点がおもしろい、けれどポイントとなる部分はしっかり押さえてる、贅沢な素材を全部ぶち込んだ鍋みたいになんか色々豪華、みたいな。
十牛図やら原始仏教やら親鸞さんやらナーガルジュナやらキリスト教やらなんやらかんやらいっぱい出てきます。
これだけ贅沢な素材をいっぺんに鍋に入れてるのに、なんでこんなにスッキリとしているんだろう。

これでほんとにいきなり仏教生活を始められるかもしれません。
「そんなん無理ー!」
というのも、ある意味作者の狙いかも?
けっして答えを提示しているわけではなくて(それは仏教の姿勢ではない)、色んな方法論を提示することによってちょっと楽になるというか。
ちょっと興味を持ってやってみる気になるというか。
私は、仏教を知りたい仏教初心者の方には、釈徹宗さんの本はおススメしたいです。

「仏教を知ると、どうなるのですか?」
「ただ自分の在り様を自覚するのみ」


と端的に書かれていますが、ほんとその通りですね。


現代は「あきらめるな」という強い観念に支配されている世界。
「あきらめないこと」が美徳とされる世界。
その最たるものは不妊治療と臓器移植かもしれません。
確かに、昔は技術がなかったから、子供が産めなければそこであきらめるしかなかったし、病気だってそう。
不妊治療については繊細な問題を含んでいるし、短い文章の中で書くのはなかなか難しいことですが、あえて徹宗さんは書いています。
不妊治療は様々な段階があって、1つだめでも他の方法がまだいくつもあって、全部やり尽くすまで「あきらめられない」世界。(人によっては1つしか方法がない場合もあると思いますが)
それはある意味福音でもあるかもしれませんが、仏教的にいうと新たな苦を生み出すことにもなります。
でも、「できないこと」を「できるようにする」為に努力するのも人間の本質的な性質ですよね。
どんどん技術は発展していくでしょうし、今後はその兼ね合いが課題かもしれません。
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月子

名前:月子
本の感想等を書いてます。
好奇心旺盛なので、興味がわくとあっちゃこっちゃの扉を叩きます。でも、熱しやすく冷めやすいかも(汗)

●引用文には下線_か囲み線□をつけています。
●書物に関する記事は、旧ブログからのサルベージもあります。



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