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『出家の覚悟』

2009.11.26 *Thu
長老:「あなた、仏教はブッダの教えだと知っている?」

と、スマナサーラ長老が日本の僧侶に問いかけたいくらい、日本仏教界はイタタなんでしょう。(私もイタタと思いますし)

南老師:常々考えるのですが、曹洞宗のお坊さんの一割でも、50人ぐらいでもいいから、終身独身で通すと誓約をさせて、その代わり、宗門でしっかり面倒をみるというシステムをつくって、知行合一ではないですけれど、勉強もする、実践もするという指導的な人間を育成したら、曹洞宗は決定的な転換をすると思っているのです。

と、南老師様は仰いますが、そんな奇特な化石のような人が現代日本にいるのだろうか…いてほしいけれど。だけど、妻帯している僧侶が多いのだから、仮にそういう人たちが出てきても煙たがられそう。親が坊主だから自分も坊主に…という人たちの中で、特に何の問題意識もない人たちは、組織が今のままであってくれた方が都合がいいのでは。檀家制度が崩壊し、自分の家計が傾いたら問題意識に目覚めるかもしれませんが。


このお二人の対談はやっぱりすごくおもしろかったです。ためになる…というより、おもしろかった。私は何箇所か笑いましたよ。

なんというか、スマナサーラ長老ってお会いした時も感じたんですが、物事をオブラートに包んで話す…ということをあまりされないんですよね。
私はそういうところがとても心地よいと感じるんですが、やはりそれを苦手と感じる人もいるでしょう。

長老:生きることに意味を探すのは無意味です。意味がないから見つからないのです。

というのは、やはり一般人にとってはなかなかに衝撃的な言葉だと思います。
一般人は、こういうえら~~いお坊様に、生きる意味について滔々と説いてほしいのです。

日本のお寺内のいじめについてスマナサーラ長老が苦言を呈するくらい、相当ひどいものがあるのでしょう。

長老:他人に「いじめるなよ」と言える立場か、と言いたいのです。

いや、ごもっとも。
タイトルが『出家の覚悟』ですので、日本の仏教教団の問題点についてわりと多くのページが費やされているのもこの本の特徴です。

でも、今回もやはり南老師様にはシンパシーを感じてしまいました。

南老師様は子供のころに、「死とはなにか?」ということに悩み、ネコを殺したことがあるんだそうです。
こういうことは、僧侶のお立場で告白するのは本来は大変勇気のいることだと思います。(いくら子供時代の話であっても)
南老師様は、いついかなる時も全力投球だったんですね、きっと。
『生きる』ということに対して。
そして、仏教に対しても、一般人に対しても、誤魔化しなしの姿勢でいらっしゃる。
迷いや苦しみも告白される。
そのお姿が、とても美しいと感じるのです。
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本の感想等を書いてます。
好奇心旺盛なので、興味がわくとあっちゃこっちゃの扉を叩きます。でも、熱しやすく冷めやすいかも(汗)

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●書物に関する記事は、旧ブログからのサルベージもあります。



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